留学とワーホリはどういう違いがあるんだろう?
どっちがおすすめなのかな?
こんな疑問にお答えします。
こんにちは、キムラタクヤです。
今回は、留学とワーホリの違いと、どちらがおすすめなのかということについて話していきます。
結論からお伝えすると、ワーホリをしたいのなら、まずは留学して英語力をつけてからワーホリに挑戦するのが現実的です。
僕はフィリピン留学とオーストラリアでのワーホリを経験しているので、自身の体験と合わせてその理由を説明します。
留学とワーホリの違いについて

留学とワーホリには決定的な違いがあります。
それは、留学が英語(語学)力を高めるものであるのに対し、ワーホリは現地で生活することを目的とした制度であるということです。
細かい違いを説明します。
留学
ビザの種類 | 観光ビザ or 学生ビザ |
---|---|
期間 | 原則観光ビザでは3ヶ月まで。それ以上は学生ビザへ切り替えるなど特別な手続きが必要 |
年齢制限 | なし |
国の制限 | なし |
備考 | 現地では働けないか、労働時間が制限されている |
ワーホリ
ビザの種類 | ワーキングホリデービザ |
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期間 | 1〜2年 |
年齢制限 | 18〜30歳 |
国の制限 | 協定を結んでいる23カ国(2019年5月時点) |
備考 | ガッツリ労働可能。学校にも通え、観光もできる |
上記の通り、留学は就労の制限がされていますが、ワーホリにはその制限がほとんどありません。
英語力を高めることだけが目的であれば、ワーホリよりも留学のほうが圧倒的に効率が良いです。
ワーホリでは就労や長期間の旅行など、できることが多い分あまり勉強に時間を割けないケースに陥りがちなので。
実際僕がワーホリをしていたときにも、英語力を上げるためにワーホリに来たはずなのに、日本人ばかりいるコミュニティに属してしまい、英語がまったく上達しないという人にたくさん会ってきました。
彼等の共通点は、ワーホリをする前に英語の基礎が身についていなかったということです。
ワーホリ先の語学学校では英語力が伸びづらい

ワーホリの最初に学校に通って英語力を高めようと考える人も多いと思いますが、ワーホリ人気国であるオーストラリアやカナダ、ニュージーランドにある語学学校の大半がグループでの授業がメインです。
さらに入学時に受けるテストでレベル分けをされて、初心者は初心者だけのグループに入れられてしまいます。
日本人が多い地域にある学校に行ってみたら、クラスメイトの過半数が日本人だったという話もよく耳にします。
そうなってしまうと、日本の学校で受けているような授業と大差ありませんよね?
これでは英語力もなかなか伸びないので、ワーホリ中に英語力を伸ばすために語学学校に通うことはおすすめしません。
ただ、情報収集や友達づくりのために通うのはありだと思います。その場合は、1ヶ月も通えば十分でしょう。
では、効率的に英語力を伸すためにはどうすれば良いのでしょうか?
留学とワーホリのどっちがいいの?

上述しましたが、英語力を伸ばしたいのであればワーホリではなく留学一択です。
現地で働いてみたり、観光地を巡ったりすることをワーホリの目的にする人も多いかと思いますが、その場合でもまずは留学をして英語の基礎を身につけておくべきでしょう。
最低限の英語ができないと仕事探しにも苦労しますし、観光を満喫できない恐れもあります。
僕はオーストラリアでのワーホリ前に、TOEIC620点を取得していてある程度の基礎が身についていたので、仕事探しにはそれほど苦労しませんでした。
あまりこだわりを持っていなかったことも幸いして、現地に到着して3日後には仕事先が見つかった覚えがあります。
これもコミュニケーションがなんとかできるレベルの英語力があったからこそなので、ワーホリを検討している人もまずは留学することをおすすめします。
ワーホリ前の留学はフィリピンがおすすめ

「ワーホリをしたい人はその前にフィリピン留学をしましょう!」というのが、この記事で一番お伝えしたいことです。
留学とワーホリのどっちがいいのかという以前に、この2つはそもそも目的が違います。
先ほどもいいましたが「留学は英語力アップ、ワーホリは現地での生活&観光」というように、別軸で考えるべきです。
ではなぜ英語力を高めるためにフィリピン留学がおすすめなのかというと、
・費用が抜群に安い
・マンツーマンレッスンがメイン
という理由があります。
フィリピン留学は留学にかかる費用が安い上に、講師とマンツーマンで英語を学べるので、コスパがとても良いのです。
参考までに、フィリピンに3ヶ月留学した場合と、オーストラリアで3ヶ月語学学校に通ったときの費用を簡単にまとめました。
フィリピン留学の場合
授業料、寮費、食費 | 50万円 |
---|---|
現地で支払うお金 | 7万円(ビザ代や就学許可証等) |
航空券 | 6万円(格安航空会社を利用した場合) |
お小遣い | 9万円 |
合計 | 72万円 |
オーストラリア留学の場合
授業料、寮費、食費 | 62万円 |
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現地で支払うお金 | 10万円 |
航空券 | 8万円 |
お小遣い | 30万円 |
合計 | 110万円 |
フィリピン留学のほうが38万円も安いです。月換算すると約13万円なので、相当の差ですね。
無作為に選んだ学校の料金を比較していますが、基本的に3ヶ月留学したら30〜40万円の差があると考えて良いでしょう。
30〜40万円もあれば、ワーホリの最初の1ヶ月間で語学学校に通えてしまいます。
それを考慮すると、オーストラリアで3ヶ月留学するよりも「フィリピン留学3ヶ月+オーストラリア(ワーホリ先)留学1ヶ月」をしたほうが、英語力も向上するしワーホリ先で繋がりもできるしで、まさに理想的なプランではないですか?
英語力を伸ばすための費用対効果でいうと、このプランのほうが間違いなく良いので、何か特別な理由がない限りは「フィリピン留学からのワーホリ」をおすすめします。
以下の記事では、フィリピン留学がおすすめな理由をさらに深掘りして解説しています。気になる方はぜひご覧ください。

フィリピンでおすすめの語学学校

本気で英語力を上げたいのなら、セブ島にある「サウスピーク」への留学をおすすめします。
僕はこの学校で約1年間インターンをしていて、それと同時に毎日2時間英語のレッスンを受けていたのですが、
・瞬発的な英会話力
・発音の綺麗さ
が抜群に伸びました。
そしてその1年間に、サウスピークに留学している生徒と接する機会がたくさんあったのですが、マジで英語を勉強したい人しか集まっていない環境です。
1日12時間勉強している人とかがザラにいて「あ、これが普通なんだな…」と一時期感覚が麻痺していました笑。
僕は過去に2度、フィリピンの別の学校に留学していたのですが、仮にそこで1日に12時間も勉強してたら間違いなく浮きます。というか、絶対に変人だと思われます。
しかしサウスピークでは反対に「マジメに勉強していない人が浮く」という、なんとも珍しい環境です。
そのため本気で英語を学びたい人以外は、サウスピークに留学しないことをおすすめします。
セブ島にはほかにもたくさんの語学学校があるので、ホームページを見て楽しそうなところに行けばいいでしょう。
ただ本気で英語力を伸ばしたいなら、現状サウスピーク一択です(僕と繋がっている、語学学校関係者のみなさんゴメンナサイ)。
質問などあれば、僕のTwitterにDMをもらえればお答えします。
僕経由で留学すると5,000円割引のクーポン券が渡せますが、それはほかのブロガーさんからでも同じなので、ほかのブログ記事もよく読んでみてください。
ただ、サウスピークについて記事を書いているブロガーの中で、たぶん僕が一番詳しいのでどんな質問でもお答えできます。お気軽にどうぞ!
おわりに:ワーホリだけで英語力を上げるのは難しいです

事前準備をしないでワーホリに行くと高確率で失敗するので、そうならないためにもまずはフィリピン留学でコミュニケーションに困らないレベルの英語力を習得しましょう。
現地には、意気揚々と出国したのに英語がまったくできないことにより、途方に暮れている日本人が一定数います。
英語を学ぶことを諦めて、日本人としか一緒に過ごしていない人にもたくさん会いました。
せっかくワーホリに挑戦したのに、そのような結果になってしまってはもったいないですよね?
後悔のないワーホリをするためにも、事前の英語学習は念入りに行いましょう!