・フィリピン留学と海外インターンのどっちをしようかなあ?
・そもそも海外インターンってどんなことをするんだろう?
・海外インターンに参加して英語力は伸びるの?
こんな疑問にお答えします。
こんにちは、キムラタクヤです。
英語力を伸ばしたい人の中には、フィリピン留学と海外インターンのどちらをしようか悩んでいる方も多いことだと思います。
そこで今回は、フィリピン留学と海外インターンの違いや、英語力を上げるためにどちらが適しているのかについて説明していきます。
結論をお伝えすると、英語力が低い人(TOEIC600点以下)が英語を伸ばすことを目的に海外インターンをすることはおすすめしません。
僕はフィリピン留学と海外インターンの両方を経験しているので、自身の体験と合わせてお話します。
この記事を読んで、フィリピン留学と海外インターンに関する知識を深め、どちらをするべきなのかが明確になれば幸いです。
この記事の目次
フィリピン留学の代わりに海外インターンをする選択の落とし穴

繰り返しになりますが、英語力が低い人が海外インターンを通して英語を身につけようとするのはおすすめできません。
なぜなら海外インターンでは、英語をほとんど使わないような仕事を任せられるケースが非常に多いからです。
具体的な仕事内容をいくつかご紹介します。
・空港へのピックアップ
・スタッフの給料計算
・寮の電気メーターのチェック
・ブログ、SNS運用
・日本人からの問い合わせ対応
こんな感じで、英語力が必要のない仕事を任せられることがほとんどです。
特に前半の3つは完全に雑務ですよね?
海外インターンには、誰でもできるような雑務をインターン生に押し付けてしまおうという、闇の深い部分があります。
しかもフィリピンの語学学校でのインターンに関していえば、給料がまったく出ないところも多いです。
給料を出す代わりに、英語のレッスンや宿舎、食事を無料で提供している学校が大半なので、インターン生は学校側からしたら「ほとんどコストのかからない労働力」として扱われていることになります。
僕の友人もフィリピンの某語学学校でインターンをしていたのですが、彼は空港まで片道5時間かけて生徒のピックアップをしていました。完全に闇です。
レッスンの提供こそはされるものの、日々の仕事で疲れ切ってしまい英語学習どころではないという話も多く聞くので、英語力を伸ばすために海外インターンをすることはおすすめできません。
しかしTOEIC600点以上を取得していて、英語の基礎がある程度身についている場合は別です。
基礎が固まっていれば、日々の仕事の中で積極的に英語を使うことにより、さらに英語力を磨いていけるので悪くない選択だと思います。
これがTOEIC400点前後の英語力だったりすると、いくら英語をたくさん話しても、すぐに成長の限界に到達してしまうことでしょう。
それであればまずは、英語力を上げることだけに集中して、TOEIC600点レベルに達してから働いたほうが、実務レベルの英語も同時に養っていけると思います。
フィリピン留学と海外インターンの違い

留学とインターンの違いについて簡単に説明します。
【留学】
・英語学習だけに集中できる
・帰りたくなったらすぐに帰国できる
・費用が比較的高い
【海外インターン】
・英語よりも仕事がメイン
・企業との契約によっては途中で帰国できない
・費用が比較的安い
英語学習時間の違い
海外インターンの場合、レッスンの提供が1日に2〜4時間あり、プラスで6〜8時間くらいの労働を条件にしているところが多いです。
留学であれば人によっては1日に12時間くらい英語の勉強をすることも不可能ではありません。
僕がフィリピンの語学学校でインターンをしていたときには、1日に2時間のレッスン+6時間の就労といった具合でした。
僕の場合は英語学習を目的にインターンをしていなかったので、勤務後にガッツリ英語を勉強することは少なかったです。
しかし仮に、継続的に英語学習と仕事を両立しようと思ったら、かなりしんどかったと思います。
すぐに帰国できるかどうか

留学の場合は心が折れたら、極端の話次の日には飛行機に乗って帰国できます。
しかしインターンの場合は、開始時に労働に関する契約を結んでいるはず(契約を結ばないようなブラックなところもあるようです)なので、インターンを辞めたいからといって即日に辞めるのは難しいでしょう。
そもそも現地に行ったことがない人がいきなりインターンをしてしまうと、環境の変化や働くことに対するストレスにより、体調を崩したりしてしまうことも起きてくるんじゃないかなと思います。
軽い気持ちで参加しづらいのは、海外インターンの大きなデメリットです。
費用の違い
海外インターンの大きなメリットは、費用があまりかからないという点です。
フィリピンの語学学校でインターンをする場合には、月に5万円もあれば十分に生活していけます。
仮に3ヶ月インターンをした場合、航空券を含めても20万円前後で済むので、お金があまりない大学生にとってはとても魅力的に映ると思います。
しかしコスパが良いかと聞かれたら、微妙なところですね…。
労働の対価としてお金を支払う代わりに、レッスンや宿舎を提供しているという構図なので、そこまでお得感はありません。
フィリピン留学であれば格安で留学できるので、英語力を伸ばすことを目的としている人は、海外インターンよりも留学をするのがいいんじゃないかなと思います。
フィリピン留学にかかる費用について、以下の記事でまとめていますので、合わせてご覧ください。


海外インターンに参加して英語力は伸びるの?

冒頭でも触れましたが、英語初心者が英語力を伸ばすことを目的に海外インターンをするのはおすすめできません。
フィリピンにある語学学校の中には、英語力不問でインターン生の募集をしているところがたくさんありますが、そのようなところで英語を使って満足に働けるとは思えないからです。
その場合、英語を学べる機会は、レッスンの時間と自習がほとんどになりますが、インターンの場合には働く必要があるので、なかなか学習時間を確保できないと思います。
「レッスンさえ受けられば、英語力も伸びるだろうし良いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、英語学習はアウトプット(英語を話すこと)だけではなくインプット(文法や単語表現などの学習)も並行してして行わなければ効率が激減するので、このような環境では英語力は伸ばしにくいです。
TOEIC600点以上を取得していて英語の基礎が固まっている人以外は、英語力を伸ばすための海外インターンは、あまり有効な選択ではないといえます。
低費用で英語力を効率よく伸ばしたいならフィリピン留学がおすすめ

英語初級者には、海外インターンをする前にフィリピン留学がおすすめです。
フィリピン留学であれば、マンツーマンレッスンで初心者でも着実に英語力を向上させられることに加え、アメリカやカナダ、オーストラリア留学と比べて格安の費用で留学できます。
僕もいままでに、2度のフィリピン留学を経験して、最終的にTOEICの点数が280点から875点まで伸びました。
さらにフィリピン留学では、TOEICの点数を上げるのと同時に、大量のアウトプットを通じて英会話力も同時に身につけられます。
フィリピン留学がおすすめな理由について、以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はこちらもどうぞ!

おわりに:英語力を伸ばすための海外インターンは遠回りになるかもしれません

今回は、英語力を伸ばすために海外インターンをするのはおすすめできないというお話をしました。
海外で働く経験を比較的気軽に積めるのは、海外インターンの大きな魅力だとは思いますが、英語力を伸ばしたいのならそれだけに集中するのが得策です。
そのために、まずはフィリピン留学や日本での英語学習をすることにより、学習時間を確保することをおすすめします。
留学と海外インターンの違いを理解して、自分が進むべき道をじっくりと考えてみてください。
以下の記事では、日本で英語を独学する際に使うべき参考書をまとめていますので、合わせてどうぞ!
