こんにちは、キムラタクヤです。
この記事を読んでいる人の中には「大学を休学したとして、果たして成長できるのかな? 自分みたいな人でも休学していいのかな?」と考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、僕が大学を休学して学んだことと、休学後の選択肢についての話していきます。
僕は現在大学生なのですが、大学を2年間連続して休学していたので、一般的な人よりも休学に対する知識が豊富です。
そんな休学経験者の僕が書くこの記事を読むことにより、休学を検討している人の後押しになれば幸いです。
大学を2年間休学して学んだこと

僕は大学を休学している間に、ワーホリと海外インターンを経験しました。
これらを通しての気付き・学びは、
・休学している人は案外いる
・向き不向きに気付けた
・働くことの良さに気付けた
・明確なスキルが身についた
・物怖じしなくなった
・わりと、なんとかなる
の6点です。
それぞれみていきましょう。
休学している人は案外いる
少し古いデータですが、2014年の文部科学省の発表によると、2014年3月時点で休学している大学生・高専生の割合は「全体の2.3%」だそうです。
数にすると、67,654人。
結構な数ですよね。
僕自身、大学を休学するまでは、周りに休学経験者がほとんどいなかったのですが、いざ休学してみると世間には思いのほか休学者が多いことに気が付きました。
以下のツイートを見てください。
休学してる人が周りにいると休学してることが当たり前になるところもありますよね.昨日行った国際交流は日本人の7割が休学経験者でしたもん.
— 橋本一馬@熊本 (@kaz0901) May 9, 2019
環境が変われば、その場にいる過半数が休学経験者、なんていうシチュエーションもあり得るくらいです。
「休学は少数派だから不安…」という気持ちもわかりますが、勇気を出して一歩を踏み出してみると、新しく見えてくる世界があると思います。
向き不向きに気付けた
僕は、休学をしていた2年間でさまざまな活動をしてきたのですが、そのなかでも一番大きな気付きは「先進国に住んでいてもワクワクしなかった」ということです。
休学1年目にオーストラリアに旅立ったのですが、着いたその日に「あれ、なんか違うな? 憧れの場所に来れたのに、全然ワクワクしない…」と、テンションが下がったのを覚えています。
オーストラリアに行く前にフィリピン留学をしていたのですが、そのときはタクシーに乗って外を眺めているだけで、激しい胸の高鳴りを感じていたものです。
その経験とのギャップもあり、オーストラリアでの生活は十分に楽しめませんでした。
しかしこの経験を通して「もう発展し尽くした国」よりも「これからもっと発展していくであろう国」のほうが自分に合っていることが判明したので、いまとなっては貴重な経験です。
働くことの良さに気付けた
以前の僕は「将来何年も、会社に勤めるなんてしたくないなぁ。満員電車とかもってのほかだし…」と、働くことに対してとても否定的でした。
しかし休学2年目に、フィリピンの語学学校でインターンをしたのをきっかけに、働くことの楽しさに気付かされたのです。
いまになって、なぜそう思えたのか振り返ってみると「意識と能力が高い同世代の人たちと働けたこと」と「会社内でめちゃくちゃ尊敬できる人に出会えた」点が大きいです。
この海外インターンでの経験は、そのうち記事にしようと思います。
とにかく、僕は休学をして海外インターンをしたことにより、人生に対する考え方が根本から変わりました。
とても感謝しています。
明確なスキルが身についた
大学を休学して自分がやりたいことに挑戦すれば、何かしらのスキルを得られることが多いと思います。
僕の場合それは、英語力とWebライティングスキルでした。
休学前のTOEICスコアは620点で、英語でのコミュニケーションはあまりできませんでしたが、ワーホリと海外インターンを通してTOEIC875点まで伸ばせたのです。
その結果、業務上で英語を使う機会があっても、難なくこなせるようになりました。
英語は、できるだけ早いうちに身につけておくべきスキルの1つなので、大学卒業前に獲得できて良かったと思います。
Webライティングスキルに関しては、海外インターン先でのWebマーケティング業務を通して身につけました。
いまでは文章を書いて、ある程度の収入を得られるくらいになったので、これもまた有用なスキルです。
僕が休学を決意したときには「英語とWebライティングを磨こう!」とは、まったく考えていませんでした。
すべて成り行きです。
人生、なるようになるものですね!
以下の記事では、僕が休学中に学んだWebライティングのコツ等を說明しています。

物怖じしなくなった
休学前の僕は、目上の人に自分の意見を伝えることができない人間でした。
しかし、休学をして自分がやりたいことに次々と挑戦していくうちに、以前と比べて自信が持てるようになったのです。
自信がつくことにより、思ったことを臆することなく発言できるようになり、とても生きやすくなりました。
周りと違う決断をして社会のレールから外れることは、勇気のいることであるのは間違いありません。
僕の場合は、そんな人生のほうがあっているんだなぁと、いまになっては思います。
わりと、なんとかなる
実は僕、オーストラリアでワーホリをしていたとき、だいぶ気が滅入っていました。
以下は、病んでいるときのFacebookへの投稿です。
要約すると「海外で生きるのしんどいよ〜思いのほか楽しくないよ〜」という感じです。
たったの1ヶ月でここまでやられるとは思ってもみませんでした…。
このときは「本当に休学して良かったのかな?」と毎日不安に思っていましたが、なんだかんだ、時間が解決してくれました。
この経験を通して「いまはしんどくても、まぁなんとかなるでしょ」と、寛容に物事を考えられるようになったので、僕にとっては貴重な経験です。
さて、僕の休学の話をしたところで、次はどんな人に休学をおすすめするか話していきます。
どんな大学生が休学するべきか?

僕の経験から、大学を休学しても良いんじゃないかなと思う人の特徴を挙げていきます。
僕が休学をしても良いと思う人は、
・挑戦したいことがある人
・就活が不安な人
・まだ学生でいたい人
・なんとなく、休学したい人
です。
1つずつみていきます。
挑戦したいことがある人
何か挑戦してみたいことがあり、すぐにでも動き出したい人は休学を検討しても良いと思います。
僕の場合は、いま機会を逃してしまったら、おそらく当分先までオーストラリアに住めるチャンスなど無いなと考え、休学してワーホリすることを決意しました。
ワーホリ自体は決して満足のいくものではありませんでしたが、あのときに踏み出していなければ気が付けなかったこともたくさんあるので、後悔はしていません。
ブレない気持ちがあるのなら、その気持ちが冷める前に行動しましょう。
就活が不安な人
僕はいまでこそある程度の英語力を身につけていますが、休学前はほとんど英語ができませんでした。
当時は、就活の際にアピールできるスキルがなくて不安を感じていた覚えがあります。
以下の記事で説明していますが、企業の休学に対する評価はそれほど悪くはありません。
むしろ、留学するなどの自己成長のための休学であれば、プラスの評価をしてもらえるくらいです。
就活に少しでも不安がある人は、休学してスキルを獲得するための時間を作り、一気にレベルアップしましょう!

まだ学生でいたい人
僕は、1年目の休学が終わりを迎えるころ「あ〜もうすぐ4年生になって就活かぁ。やりたいことも定まってないし、まだ学生でいたいなぁ、、、そうだ!もう1年休学しよう!!」と考え、2年目の休学を決意しました。
海外インターン先を探したのは休学を決意したあとで、ぶっちゃけるとこれは休学のための理由付けでした笑。
海外インターンであれば、休学の理由として正当に評価されるかなと思ったのです。
まだ大学生でいたいなという単純な理由で休学をしても、案外なんとかなりました。
あまり悩みすぎずに、休学を決意してしまっても良いのかもしれませんね。
なんとなく、休学したい人
個人的には、これはこれでありじゃないかなと思います。
実際になんとなくで休学した人とは会ったことがありませんが笑。
しかし上述したように、休学の理由などいくらでも後付できるものです。
「大した理由はないけど、しばらくゆっくりしたいな」と思う大学生も、世の中にはたくさんいるでしょう。
僕は、休学して失うものなんてほとんどないと考えているので、休学に興味がある人はみんなしてみれば良いのに、と常々思っています。
休学をして後悔をしている人がいれば、ぜひ一度お話を聞かせていただきたいくらいです。
もしこの記事を読んでいる人の中に、そのような方がいたらコメントくださいm(__)m
では、まとめに入ります。
最後に:大学を休学することは、そんなに悪いことじゃないですよ

大学生の中には、休学して人生のレールを少し外れてしまうことを悪いことだと捉える人もいると思います。
しかし僕自身、休学をして後悔していませんし、後悔している人に会ったこともありません。
確かに一歩踏み出すのは勇気のいることだとは思いますが、少しでも休学したいという思いがあるなら、その気持ちを尊重してみてもいいんじゃないかなと。
みなさんの休学ライフが、うまくいくことを願っています。
では、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!