今回は、僕がフィリピン(セブ島)の語学学校でインターンをしていたときに知り合ったH君にインタビューしてきました!
H君のことを簡単に紹介します。
・素直
・努力家
・大学3年生
・同志社大学を休学中
・テニスが激強(高校時代にインターハイでベスト8入り)
・TOEIC650点(海外インターン前の点数なので、いまはもっとあるはず)
こんな感じで、スペック高めの大学生です。
休学中の行動量も素晴らしく、
・セブ島の語学学校で3ヶ月留学
・ベトナムのホテルで4ヶ月インターン
・カンボジアのホテル(同系列店)で3ヶ月インターン
・ミャンマーのホテル(同系列店)で1ヶ月インターン
という経験を積み、東南アジアを転々としながらスキルを高めていました。
それでは早速、インタビューに入ります。
少しネタバレをすると、H君はこの1年間の休学を通して劇的に成長していますので、休学を検討している人のモチベーションアップに繋がると思います。
この記事の目次
同志社大学には優秀な人ばかり…。自分も負けていられないと思い休学を決意

――(キムラ)ではまずは、休学をした経緯を教えてください。
(H君)僕は小さいころからずっとテニスをやっていて、高校のインターハイで上位に食い込むくらい熱心に取り組んでいました。
しかしある日「テニスばかりの人生はちょっと飽きてきたな、、、そうだ、辞めて新しいことに挑戦しよう!」と思いたち、すぐにテニス部を辞めてしまいました。
――そんなにテニスが強かったのに、止めてしまうのはもったいないとは思わなかったのですか?
うーん、あんまりなかったですね…。
強いていうと、順当にいっていればいまごろ同志社大学のテニス部の部長だったんですよ。
同志社大学はテニスに力を入れている大学なので、そこの部長を務めたともなれば、就活にもかなり有利になると思います。
実際そういう繋がりで、大手証券会社に内定をもらう先輩も結構いましたし。
その点に関していえば、ほんの少しだけもったいなかったかなとも感じます。
だけどこのことに気付いたのって、テニス部を辞めたあとだったんですよね笑。
――いい勢いですね笑。そこまでして、挑戦したい何かがあったのですか?
それもなかったですね…。
ただ漠然と、大学の友人たちと能力の差を感じていたので、その差を少しでも埋めたいと思っていました。
いままでテニス一筋の人生を送ってきたので、それ以外に誇れるスキルがなかったんです。
このままだと就活もうまくいくかわからないと焦りを感じたので、とりあえず休学をして時間稼ぎをしようと思いました。
同志社大学を休学して、留学と海外インターンに挑戦

――休学をしたのは、とても賢い選択だと思います。そのあとは何をしたのですか?
まずは英語を習得しようと思い、3ヶ月間のセブ島留学をした結果、TOEICが250点くらい伸びて、650点まで到達しました。
留学を通してある程度の英語力が身についたので、次は実践の場で英語を使ってもっとスキルを磨きたいと思ったんです。
――だいぶ伸びましたね。それでどうされたのですか?
セブ留学中に、語学学校を卒業したら海外インターンに挑戦することを決意したので、インターン先を斡旋しているエージェントに登録して、希望に沿ったインターン先を探しました。
――どこに行ったのですか?
ベトナムのホーチミンにある、広告会社に行きました。
エージェントの担当者に「とにかく英語を実践的に使えて、ビジネススキルも伸びるインターン先を紹介してほしい」と頼んでいたので、特に場所にはこだわりはなかったんですけどね。
自分の非力さに若干のコンプレックスを抱えていたので、スキルを身につけてそれを払拭したいという思いがありました。
――業務はどんな感じでしたか?
ちょっとお恥ずかしい話をすると、最初のインターン先は1週間で辞めちゃったんですよね…笑。
――え、何があったのですか?
人間関係があまりうまくいかなくて、業務的にも魅力的じゃなかったので。
そのことを会社の社長に伝えたら、その社長が経営している日系ホテルでのインターンをしたらどうかと提案してもらったので、お言葉に甘えさせてもらいました。
――合う合わないを判断して、すぐに辞めることも立派な決断だと思います。
ありがとうございます。
職場を変えてからは、だいぶ順調にいきました。
日本人が自分だけしかいない環境で、ベトナム人スタッフのマネジメント等をしていたので、留学で学んだ英語を存分に活かせた点が良かったです。
勇気を出して社長に話をしたかいがありました。
――日本人がほかにいない環境で働けるのは、英語力を伸ばす観点からみたら魅力的ですね。
そう思います。
仕事で英語を使う経験を積めたのはとても有意義でした。
そこでの仕事ぶりが評価されて、働きはじめて4ヶ月が経つころに、社長から「カンボジアにある系列のホテルに異動して、もっといろいろやってみないか?」という提案をされたんです。
快諾して、すぐにカンボジア行きを決めました。
新たな環境に移り、圧倒的スピードで成長

――カンボジアでは新しいことに挑戦したのですか?
ベトナムで働いていたときと比べて、任される仕事のレベルが一段階上がりました。
カンボジア人のスタッフをマネジメントする立場だったので、人を育てる楽しさを感じながら働いていて、毎日楽しかったです。
――大変なことはなかったのですか?
あまり大きな声ではいえませんが、十分な睡眠時間を確保できないくらい働いていた時期もあったので、そのときは結構しんどかったです。
しんどいながらも毎日新しい発見や学びがあり、日々自分の成長を実感できていたので、それもまた良い経験かなと思っています。
――とことんポジティブな感じが良いですね! カンボジアではどのくらいの期間インターンをしていたのですか?
3ヶ月間です。
カンボジアでのインターン経験を通しての一番の成長は、受け身の姿勢から主体的な姿勢へと変化できたことだと思います。
自分が頑張って教育することにより、スタッフが成長していくのも感じることができたので、誰かのために働くことの楽しさを感じました。
その後新店舗の立ち上げに合わせて、次はミャンマーで働くことになったんです笑。
――まさかの3カ国目ですか笑。激動のインターン生活ですね。
環境が変わるとその分成長のチャンスもあると思うので、僕としては願ったり叶ったりでした。
ミャンマーでの業務はさらにステップアップして、ウェイターに英語と日本語を教えたり、受付スタッフに接客方法を教えたりしていたんです。
さらには店舗内装のアドバイスなんかもしたりと、インターン生活の集大成という感じでした。
――そこまで任せてもらえると、学べることもたくさんありそうですね。
そうですね。
トライアンドエラーを何度も繰り返した結果、普通に大学に通っていては考えられないくらいのペースで成長できたと思います。
同志社大学には、まだまだすごい人がいることを再実感

――留学と海外インターンを通して、多くの学びが得られたと思います。周りとのスキルの差を埋めるために休学を決意したとのことでしたが、帰国後に心境の変化はありましたか?
就活で戦えるだけのスキルを身につけられたと実感しました。
帰国後すぐに、就活生と企業の方とのマッチングサービスに登録して、某大手コンサル会社の方と一緒にお肉を食べる機会があったんです。
そのときに、別の同志社の大学生が2人いたのですが「この2人は軸が定まっていなくて、やりたいことや自分の強みが明確になっていないな」と感じました。
裁量権がある仕事がしたいとか、頼られる人になりたいとか、抽象的な話ばかりだったんですよね。
企業の方は、僕の話に対しては腹落ちしてくれた感じがしましたが、この2人は質問攻めにあっていたので、僕と同じことを思っていたのかもしれません。
――休学した1年間の行動量が、H君に自信とスキルを与えてくれたのですね。
本当にそう思います。
休学しなければ、いまの僕はいないでしょうし、この1年間は僕にとって、人生で一番密度の濃い時間でした。
めちゃくちゃ成長できたのは間違いありません。
でも、成長した僕から見ても、まだまだ敵わないなぁと思う人たちが、大学にはたくさんいるんです。
――さすが同志社大学…。ハイレベルですね。
そうなんですよ。
学生のうちから自分でビジネスをしていたり、会社を起ち上げて経営したりしている人が何人もいます。
ほかにも、6ヶ国語を流暢に操る超ハイスペックな人もいたりします。
たぶん、休学前の僕だったら、彼らの能力や活躍ぶりを見ても何とも思わなかったでしょう。
しかし僕自身がある程度のスキルを身につけた結果、いままでとは違う視点から世の中を見れるようになったと思うんです。
帰国して改めて、こんな僕でも成長できたんだなぁと、しみじみ実感しています。
今後は大学を飛び出して、インドで医学を学びたい

――久しぶりに会った僕から見ても、H君の成長っぷりは凄まじいと思います。休学を終えたいま、次の目標は何でしょうか?
インドに行って、アーユルヴェーダというインドの伝統医学を学びたいと考えています。
――またまた、面白そうな話ですね。どうしてそう思うのですか?
海外インターンでの経験を通して、人の悩みを解決したり、相手と真摯に向き合ってコミュニケーションを取るのが好きだと気付いたんです。
僕自身、テニスを何年間も全力でやっていたので、病院や整体といった健康を保つための場所に何度もお世話になりました。
なので、次は僕の番かなと思っています。
このアーユルヴェーダであれば、もっとたくさんの人が健康に、そして幸せになれると思うんです。
――他人を喜ばせることに、喜びを抱くようになったのですね。
そういうことですね。
僕はいままで、自分のことしか考えずに生きてきました。
しかしさまざまな経験を通して、この考えが根本的に変わったんです。
インターン先の社長によく言われていた言葉で、1つ印象に残っているものがあります。
「目の前の1人の人間を幸せにできない人が、大勢を幸せにできるわけがない。だからまずは全力で、目の前の人を幸せにするんだ」
と。
この言葉を常に忘れずに、今後も突き進んでいこうと思います。
――素敵な言葉ですね。僕はH君なら、それができると信じています。では最後に、休学をしようか思い悩んでいる人へのメッセージをお願いします。
休学をしようか悩んでいる人の多くは、不安がたくさんあると思います。
たぶん、つらい思いもたくさんするでしょう。
しかし1年間毎日頑張って生きていれば、必ず成長できると思うんです。
休学は人生を変えるターニングポイントになり得ります。
たった1年で、自分の人生が良い方向に変わっていくとしたら、それってめちゃくちゃハッピーですよね?
休学を悩んでいる皆さん、ぜひ僕と同じように、まずはその一歩を踏み出してみてください!
――ありがとうございました! 次会うときには、さらに成長しているH君と話せるのでしょうね。楽しみにしています。
終わりに:同志社大学を休学したら、圧倒的に成長して人生が変わったようです

H君の休学は、誰から見ても有意義なものだと感じるのではないでしょうか?
もちろん休学した学生全員が、彼のように圧倒的な成果を出せるわけではないと思います。
しかし休学は、程度の違いはあれど「大学生の人生を好転させられる素晴らしいコンテンツ」です。
H君のように圧倒的に成長したい人は、休学して新しいことに挑戦してみることをおすすめします。
最後に、H君が休学を通して得たものをまとめて記事を終えます。
・英語力
・挫折経験
・新たな人生観
・マネジメント力
・一歩踏み出す力
・圧倒的な成功体験
・コミュニケーション能力
・インタビュー場所である秋葉原のガストでの食費
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